株式会社フルキャストって実はやばい会社?過去の問題や事件について

2020年3月25日

株式会社フルキャストホールディングス。

人材紹介・人材派遣をメイン事業とし、日雇いバイトを斡旋している有名な企業ですが、実は過去に何度も問題を起こしています。

 

僕もフルキャストに登録していますが、もしかしたら、フルキャストはやばい企業なのではないか!?

 

ということで、フルキャストの評判が気になる方のために、今回はフルキャストの過去の事件について迫ります!

2006年~2007年に問題が集中しているフルキャスト

株式会社フルキャストホールディングスは短期の日雇いバイトや人材派遣などを行っている会社です。

 

創業者は平野岳史氏。

 

元フリーターから社長になり、フルキャストをグループ会社20社以上の大企業に成長させたことから、一時期は「ニート・フリーターの救世主」として様々なメディアに露出していたのだとか。

 

日雇いバイト斡旋サービスは今では珍しくないですが、フルキャストは1992年から短期業務請負事業を開始しており、それらのサービスの先駆け的な存在でした。

2006年~2007年にフルキャストが起こした問題

しかし、2006年~2007年あたりにかけて、問題が続出します。

 

2006年2月「派遣不可の就業先に派遣しちゃった問題」

法律的に「派遣しちゃダメ」な就業先に登録スタッフを派遣。

労働派遣法においては、建築業や、警備業など特定の業種には派遣社員は送ってはいけないことになっていますが、それをやったことで問題行動として労働局から是正指導を受けました。

2006年内だけで、フルキャストの53支店が同様の法律違反をしていたのだとか。

中には是正指導されたにもかかわらず派遣を繰り返した支店もあったそうです。

参考記事:日雇いバイトの仕組みについて

 

2006年10月「風貌チェックシステム問題」

2006年10月には、登録スタッフの個人情報として「容姿」など「センシティブ情報」と呼ばれる情報を登録していたことが判明。

さらに、「風貌」という項目を設け、登録スタッフがどんな容姿かをチェックしていたそうです。

確かに登録スタッフにはいろんな人がいるから、ちょっとだけ(ほんのちょっとだけね)気持ちがわからなくもないけれど・・・。なかなかえぐいことしますよね。

 

2006年11月「逆切れ子会社閉鎖問題」

まだまだ続きます、フルキャスト。

2006年11月、上記の事件を告発した派遣組合「ユニオン」の組合員が働いている子会社を「赤字続きで・・・」と閉鎖。

組合員は「明らかに逆切れの仕打ちだろうがー!」と猛抗議。

 

2006年11月「残業払わない問題」

同じく11月の22日、残業手当を省いて給料を払っていたことがばれる。

労働基準監督署に叱られる。

 

2007年「またまた派遣しちゃダメな場所に派遣しちゃった問題」

2007年もフルキャスト、絶好調です。

前年に様々な問題が発覚して、フルキャストに対する見方が厳しくなったのでしょう。色々隠されていたであろう問題が、この年も次々と発覚しました。

 

まずは1月。

またまた「派遣しちゃダメ」な警備事業にスタッフを派遣してしまい、なんと本社や支店が家宅捜索されることに。

 

  2007年3月「業務改善命令」発令

2006年に次々と発覚した労働派遣法違反などを理由に、東京労働局からフルキャストに対して「業務改善命令」が発令されました。

将棋で言えば「王手」の状態であり、会社としてはかなりやばい状態に。

 

2007年8月 ついに「業務停止命令」発令

業務改善命令の不履行を受け、ついにフルキャストに「業務停止命令」が発令されました。

わかりやすくいえば「会社全体、もう仕事しちゃダメ!」な状態で、ほとんどの支店は1か月間、長くて2か月間の業務停止を命令されてしまいました。

 

完全に「詰み」の状態です。

 

「業務停止命令出てるのに派遣しちゃう問題」

しかしながら、フルキャストも負けてはいません(?)。

業務停止だっつってるのに、なんと900件もの違法派遣を繰り返す。

これにより、2008年に再び業務停止を食らいました。

 

・・・記事を書きながら、なんだか筆者、フルキャストがうちの1歳半の娘のように見えてきました。

まるで、「触っちゃだめだよ。だめだよ! だめ!」と言われながらストーブを触るうちの娘。

子供か。

 

 「25万件の記録入力ミス問題」

業務停止期間を経てましになったかと思いきや、今度は日本語力の低い外国人を雇ったことによって、社会保険庁の年金記録の入力ミスが大量に発生。

なんとその数、25万件にも上ったとのことです。

社長の平野岳史氏は2008年9月に会長に退く

業務停止命令がきっかけとなり、社長の平野岳史氏は2008年9月に会長の座に退き、2014年からは役員からも退陣。

フルキャストとは完全に関係のない人となりました。

今はどうなの?フルキャスト

さてさて。ここまで見るとフルキャスト、逃げも隠れもせぬブラック企業ですね(爆)。

ところが、こんな経歴を消化しておきながら、僕はフルキャストは「今はわりとまともな企業」なのではないかという意見を持っています。

 

理由①:自分で利用してみて、好印象を持ったから

僕はフルキャストにスタッフ登録しており、1か月の半分をフルキャストの日雇いバイトに費やしていたこともありました。

 

それらの経験から言えるのは、「フルキャストの印象はとても良い」ということです。

もちろん、僕の担当支店がとても良い人たちだったというのも大きいのですが。

 

理由②:社長が変わった

一連の問題に社長の平野氏がどう絡んでいたかはわかりませんが、少なくとも問題の責任を取って社長が辞任して以降、フルキャスト絡みの大きな問題は報告されていません。

業務改善命令が効いて、社内改革がなされたのだと思います。

 

理由③:問題を起こしてからも企業が存続している

一度業務停止命令を食らいながらも、今までサービスを続けているのが、大きな証拠。

 

実際、フルキャストは2006年~2007年に集中的に問題を起こしていながら、その後はあまり目立った問題は報告されていません。

もちろん、支店レベルでまだまだ色々あるかもしれませんが、そんじょそこらのブラック企業に比べればはるかにまし、全体でみればむしろ良い方かと。

 

理由④:2014年に労働派遣法が改定された

日雇い派遣の労働環境の改善が叫ばれ、2014年に労働派遣法が改定されました。

 

その結果、派遣会社は日雇い派遣ができなくなり、代わりに日雇いバイトを企業に「紹介」する事業を始めました。

この法律改定も大きなきっかけとなり、日雇い派遣の劣悪な労働環境はかなり改善されたといえます。

日雇いバイトについての記事はこちら

実際に違法派遣や問題に出くわしたらどうする?

実際に法律違反やブラックな仕打ちに巻き込まれそうになったら、この記事をブクマしておき、「またこんなことになりたいんですか?」とフルキャストの社員や、就業先企業に見せつけてやりましょう。

 

こういう問題は無知でいることが一番危険なので、問題に巻き込まれる前から知識武装しておきましょう。

特に、労災隠しや違法派遣などは社員が単純に無知である可能性もあります。
派遣会社に丸投げするのは危険です。

自分の身は自分でしっかり守りましょう!

今ではわりとまともなフルキャスト

さて、過去には様々な問題を起こしたフルキャストですが、今では業務改善命令の効果があったのか、わりとまともな営業を行っています。

なんだかわりとフルキャスト擁護結論かと思われるかもしれませんが、僕は基本的にフルキャストに対しては好意的な印象を持っています。
実際お世話になりましたし、スタッフの対応にも満足しています。

でもまあ、色々な問題も全部隠さず書いたからちゃんとバランス取れてるよね。
(こんな事件もあるよ!というのがあったら、ぜひ教えてください。ちゃんと記事に書きます)

とはいえ、今でも質の低いサービス提供や違法派遣に出くわさないとも限らないため、スタッフ登録をしている人はしっかり知識を身に着けて、法律違反に巻き込まれないように気をつけましょう。

日雇いバイトの仕組みについての記事はこちら

雇用保険についての記事はこちら

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管理人:こーちゃん

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一戸建て賃貸の縁側でパソコンに向かい、記事執筆をしている「えんがわライター」のこーちゃんです。

最近、兄が副業でwebライター業を開始。

某有名小説募集の推理部門において、最終選考まで残った経験がある兄に対して、しがないライターである弟がライターとしてのコツを伝授するという謎の事態に。

長野県在住、1児の父。構成・記事執筆・ワードプレスのタグ装飾まで手掛けます。

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