フルキャスト【口コミ】え?6時間座ってるだけでお金もらえるの?

2020年2月24日

フルキャストの単発バイトで

「ぼーっと6時間座ってるだけでお金もらえた」

って言ったら、信じますか?
全く身動きもせず。ほんとにぼーっと座ってるだけでお金がもらえる。

あ、信じてませんね?
嘘かほんとか知りたければ、この先を読み進めてみてください。

世の中の仕事って、本当にいろいろなんです。

フルキャストの「舞台搬入」のバイト


筆者は立ってるより座ってる方が好きな性格です(´▽`*)
ぐーたら万歳。

今回口コミするフルキャストのお仕事は、舞台公演のための「舞台搬入」です。
フルキャストでいえば「イベントスタッフ系」に分類されるでしょうか。

イベントスタッフ系のバイトは、フルキャストのバイトの中ではそこそこ稼げる印象です。

1日の拘束時間が長い募集は特に稼ぎやすい。
時給としてはまちまちですが、日給1万円を超える案件もいくつかあります。

舞台公演の「アルバイトさん」のバイト

さて、今回僕は舞台公演準備の搬入・設置という単発バイトに3日間行きました。

舞台準備は専門の業者さんがやるのですが、こういう現場には必ず「アルバイトさん」という準スタッフ集団がいて、機材搬入や人手が必要な大道具の設置などを手伝います。

大事な作業はスタッフがやり、それ以外の素人がたずさわっても問題ない部分にその都度アルバイトさんが呼ばれるわけですね。
僕が今回携わったのはそのアルバイトさんの日雇いバイトです(ややこしい)。

感想を表にしてみた

ちなみに今回のバイトの感想を表にすると、こんな感じ。
※あくまでも個人の主観によるものです。

作業内容 舞台公演の道具搬入・舞台設置
時給 ★★★★☆ 1000円だが総合的に見て日当は良い
仕事の難易度 ★★★☆☆ 難しくはないが快活さが必要
人間関係 ★★★★☆ フルキャストを扱いなれている感じ
体力使用度 ★★★★☆ 単純に作業時間が長いのと重量物アリ
舞台裏覗ける度 ★★★★☆ へー。こうなってるんだ。ほー。
総合評価 ★★★☆☆ 良い経験になった。楽しかった

予定では9時から22時まで、拘束時間は13時間となかなかのハードスケジュール。

時給1000円で昼・夜のご飯が支給される他、交通費もありと、フルキャストの日雇いバイトとしては、わりといい日当ででした。
時給1000円が業界的に高いかどうかはわかりませんが。

3日間の舞台搬入で「舞台裏」を覗きまくり

さて、いよいよ長い長い3日間の始まりです。

今回は松本市民芸術館での、某有名人が主役の舞台公演準備。

僕が行った3日間は長い舞台準備のうちわずかな期間でしたが、それは文字通り「舞台裏」をリアルに覗き見た3日間でした。

1日目:「アルバイトさん4人!」「アルバイトさん全員!」

まず何もわからず始まる1日目。

でっかいトラックが次々と搬入口に着き、10人を超える僕らアルバイトがわらわらと大道具・小道具・照明・衣装などなどに群がって搬入します。

「二人で持って!」

「たかって!たかって!」
(たかる=積極的に大道具などを持ちに行くこと)

搬入時はかなり忙しい。
それ以外だとわりと暇で、客席待機(舞台の客席で座って待機)してる。

待機してるところにスタッフから声がかかり、
「アルバイトさん5人!」
「全員来て!」
などと呼ばれる。

1日目は意外と客席待機が多かった。
結局、20時終了と予定より2時間早まった。

2日目:慣れてきたので積極的に声出し

2日目はスタッフさんの顔も徐々に覚えてきたので、現場に親しみが出てきました。

アルバイトはローテーションを組んでおり、呼ばれた順にスタッフさんのところに走って行きます。
毎回全員呼ばれるわけじゃないので、待機してる方がラクだけど、2日目は慣れてきたせいか待機してるよりスタッフさんを手伝ってた方が張りがあってよかった。

ものすごく知り合いに似てる顔の人がいて、勝手にめちゃくちゃ親近感を持っていたら2日目の最後に声をかけてくれた。

うん、やっぱりめちゃくちゃ似てる。
不思議と声と性格も似てる気がする。

スタッフの中でいちばんやさしかった。

ありがとう、名もなき知り合いに似てる人。

1日目よりは動きっぱなしで待機もほとんどなく、やはり20時に終了。
呼ばれて手伝うのが徐々に楽しくなってきた。
舞台が組みあがっていくのを見ているのも楽しい。

舞台って毎回こーやって準備してるのかー。
めちゃくちゃ大がかりだな。

観客からしたら役者が舞台のすべてだけど、実は舞台のほんの一部分なんだね。

3日目:・・・え?あれ?作業は?ないの?

そして3日目。

「アルバイトさん、客席待機で」

「ごめん、アルバイトさん、とりあえず客席待機で」

「夕飯終わった後、俺らは一応作業あるけど、アルバイトさんは正直何もすることないんだけど・・・まあ一応客席待機で」

そして夜の19時半。
客席でぼーっとシュート(照明の位置確認)を眺めている僕らの元にスタッフさんがやってきて一言。

(超小声で)「じゃあアルバイトさん、今日はお疲れさまでした」

・・・え?

今日終わり?
作業時間8時間半のうち、正味6時間くらいは座ってた感覚なんだけど。。。

そう、3日目は照明や音響というまさにプロフェッショナルな舞台準備がメインだったので、アルバイトの出番はあまりなし。
でもまあ、何かあった時のために現場で待機(そして一応寝ちゃいけない)。

という1日だったのです。
座ってるのも「仕事」なんだね。

隣でイベント慣れしてる人が
「今回はめちゃくちゃラクだ―」とつぶやいてました。

ほんと、毎回こうだったら超いいバイトだよなー。
座ってるだけでいいんだもんね。

これでおやつが出たら最高だな。

フルキャストの日雇いバイトはほんとに色々な仕事がある

というわけで、時間座ってるだけでお金がもらえた日雇いバイトについてでした。

フルキャストには時々こういう仕事もあるから面白い。
ただ、このようなイレギュラー(?)はイベント系の予測不能なバイトでこそ起こりうることなのかなと思いました。
普段は忙しいけど、ヒマなときはめちゃくちゃヒマ、みたいなことが起こり得るわけです。

なので、この口コミを読んで「へー、フルキャストのイベントスタッフ系の派遣は座ってるだけでお金もらえるんだー」と勘違いしないように(笑)。

基本は、結構忙しいです。
稼げるけど、1日中ずっと拘束されるし、今後は正直もういいかな。

ただ、舞台準備とかコンサート準備とか興味ある人はめちゃくちゃ面白いと思います。

生の〇田斗真、見たかったなー。(ボソッ)

フルキャストでイベントスタッフ系は結構ちょくちょく募集してるので、応募してみてはいかがでしょうか?

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こーちゃん

一戸建て賃貸の縁側でパソコンに向かい、記事執筆をしている「えんがわライター」のこーちゃんです。

最近、兄が副業でwebライター業を開始。

某有名小説募集の推理部門において、最終選考まで残った経験がある兄に対して、しがないライターである弟がライターとしてのコツを伝授するという謎の事態に。

長野県在住、1児の父。構成・記事執筆・ワードプレスのタグ装飾まで手掛けます。

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